日東電工は25日、拡張現実(AR)グラス向け光学部品を開発する英トゥルーライフ・オプティクスの株式を一部取得すると発表した。出資比率を明らかにしていないが、取得額は数十億円とみられる。液晶などに使う偏光板で培った日東電工の光学技術や知見を生かし、ARグラスの軽量化やコスト低減につながる部材を開発する。

日東電工は2025年度を最終年度とする中期経営計画で、ARグラス向けの部材を重点分野のひとつにあげていた。ARグラスは娯楽施設やイベントなどに加えて、医療や教育分野での活用も見込まれる。ARグラスの使い勝手が高まれば普及が進むとみて、英社と連携して部材開発に取り組む考えだ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。