丸一鋼管は佐藤型鋼を傘下に置く

丸一鋼管は6日、建築用鋼材メーカーの佐藤型鋼製作所(広島市)の全株式の取得で合意したと発表した。佐藤型鋼は、建築物の壁や天井の内部に組み込む鋼材を製造しており、物流倉庫や工場などに採用されている。業績に与える影響が軽微だとし、佐藤型鋼は非連結子会社とする。

丸一鋼管の狙いは佐藤型鋼への表面処理鋼板の安定供給だ。同社の鋼材には表面処理鋼板が使われている。丸一鋼管から佐藤型鋼には非常勤役員2人と常勤社長補佐1人を派遣する。

佐藤型鋼の株式はベーシック・キャピタル・マネジメント(東京・中央)のファンドから買い取る。取得期日は10月1日の予定で、価額は明らかにしていない。

佐藤型鋼の24年3月期の売上高は22億円だった。

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