明治安田生命保険は5日、海外で劣後社債を17億5千万米ドル(約2500億円)発行すると発表した。米ドル建てで、欧米やアジアの市場で発行する。海外で劣後債を発行するのは6年ぶりで3回目となる。米国では大統領選挙が控えており、金融環境の不透明感が増す前に調達する狙い。外部資本を生かし財務健全性の向上を図る。
発行から当初10年間は年5.8%の固定金利とする。11年目以降は5年ごとに金利を見直すか、繰り上げ償還ができる。明治安田では15年に発行した海外劣後社債約2300億円の償還を25年に予定している。大手生保では日本生命保険も4月に米ドル建ての劣後社債を発行していた。
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