白鶴酒造は5日、白鶴酒造資料館内に小規模の醸造所「マイクロブルワリー」を開設した。上質な日本酒を小ロットで製造する施設で、日本酒ファンの多様なニーズに対応する。将来的には国内外の顧客からのオーダーメード品の受注にも取り組む考えだ。
マイクロブルワリーの広さは37平方メートル。洗米から醸造、瓶詰めや火入れなどの一連の工程を完結できるように設備を導入した。500種類弱の独自酵母を用いた日本酒や、ホップなどを使用した醸造酒などの製造を予定する。
杜氏(とうじ)を務める伴光博執行役員は「新しい酒のあり方を追求する」と意気込んだ。この醸造所で製造した初しぼりの日本酒は10月5日の酒蔵開放日に有料試飲で提供する。数量限定で市販も予定している。
国内の愛好家や海外富裕層などからのオーダーメード品も手がける計画。タンク1本(720ミリリットル容器で200〜300本分に相当)からの受注を想定する。
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