自動車部品のGMBは、インド南部のチェンナイ市に電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)向け部品の製造を手掛ける新会社を設立した。足回り部品のほか、バッテリーなどを冷却する電動ウオーターポンプの製造を計画する。現地で3300平方メートル規模の工場を賃貸し、10月ごろの生産開始を予定する。3年後に年間約20億円の売上高を目指す。新会社は韓国子会社、GMBコリアと共同出資で設立した。

「GMBオートモーティブ・インディアチェンナイ」の設立手続きを22日に完了した。インド政府は2030年に国内の新車(乗用車)販売数のうち、30%をEVにするロードマップを掲げている。GMBはインドを重要市場と位置づけており、「完成車メーカーによる部品の現地調達ニーズの高まりに対応し、販路も拡大していく」(経営企画本部)としている。

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