成田国際空港会社は25日、2023年度の空港運用状況(速報値)を発表した。航空旅客数は前年度比72%増の3525万9433人となった。特に増加傾向にある国際線の外国人旅客数は約2.7倍の1789万1912人となり、過去最高を更新した。

同日、記者会見した田村明比古社長は「昨年5月には水際対策が完全になくなり、23年度は本格的に航空需要が回復した年度だった」と振り返った。

24年3月の国際線外国人旅客数も前年同月比43%増の180万1527人となり、単月としての過去最高を更新。「引き続き近距離アジア線が好調だった」(田村社長)という。

また、同社はゴールデンウイーク(4月26日~5月6日)の旅客推計を発表。国際線は前年度同期比33.6%増の83万5200人と見込んだ。出国のピークは4月27日、入国は5月6日。(了)

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