日銀は25日、金融政策決定会合を2日間の日程で始めた。3月の前回会合では17年ぶりの利上げとなるマイナス金利政策の解除を決めた。市場関係者には、日銀が利上げの影響を慎重に見極めるとして、政策金利を維持するとの見方が多い。
日銀は26日に当面の政策を決定し、植田和男総裁が記者会見で説明する。植田氏は円安が物価に無視できない影響を与えた場合、金融政策を変更する考えを示している。外国為替市場の円相場は歴史的な安値水準で推移しており、26日の会見では円安加速を巡る発言が焦点だ。
日銀は会合で経済や物価の見通しも議論し、終了後に「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表する。
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