包括連携協定を結んだコープさっぽろの大見英明理事長㊨とリラィアブルの佐藤暁哉社長(4日、札幌市)

コープさっぽろ(札幌市)と本を中心に据えた大型複合店「コーチャンフォー」を展開するリラィアブル(北海道釧路市)は4日、包括連携協定を結んだ。コーチャンフォーの書籍などの配送でコープの基幹物流網を活用するほか、プライベートブランド商品の相互供給などを進める。将来的にはコーチャンフォー内へのコープの出店も視野に入れる。

コープが手掛ける健康診断や冠婚葬祭、旅行関連の事業でも連携するほか、コーチャンフォー店舗で、コープの宅配サービス「トドック」の認知拡大にも努める。協定の締結式に出席したコープの大見英明理事長は「互いの経営資源などを詳細に突き合わせながら最も効果的な(協業の)あり方を追求していきたい」と語った。

コープは良品計画とも協業を進め、コープの店舗にテナントとして「無印良品」が入居するなど、道内で連携を図っている。リラィアブルの佐藤暁哉社長は「新規に出店する際はコープとの共同出店も一つの選択肢として考えられる」と述べた。

コープとリラィアブルは読書推進などの社会貢献活動や地域の防災面、従業員の研修・育成などでも連携する。

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