業務用プリンターメーカーのローランドディージー(DG)が3日、東京証券取引所プライム市場から上場廃止となった。ブラザー工業の「同意なき買収」提案を退け、米投資ファンドとのMBO(経営陣が参加する買収)が5月に成立していた。今後は低溶剤プリンターに依存する事業構造の改革を急ぐ。
ローランドDGは同日の上場廃止を受け、「2000年の上場から長きにわたり公開会社として歩んできたが、本日をもって新たなステージに進む。機動的な意思決定を可能とする経営体制のもと、中長期的な事業成長と企業価値向上を目指す」とのコメントを出した。
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