東武鉄道と日立製作所は3日、生体認証による決済サービスを全国100カ所以上に順次導入すると発表した。東武グループのスーパーのほか、コンビニや鉄道改札などに広げる。指の静脈を読み取り、事前に登録したクレジットカードで決済する仕組みで、利用者は「手ぶら」で買い物ができる。
4月に埼玉県越谷市の「東武ストア越谷店」で運用を始めたところ、継続して使う人が7割を超えるなど好評だった。東武の駅ナカにあるファミリーマートでも採用するほか、鉄道改札への導入も視野に入れる。2025年度には指静脈認証に加え、顔認証も可能にする予定だ。
東武と日立は同日、決済サービスの名称を「SAKULaLa(サクララ)」、公式キャラクターを「サクラッコ&ララガイ」にすると発表した。東武グループの内外にサービスを広げる。日立は生体認証技術の導入先を増やす。
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