中部経済連合会は2日、政府の2025年度税制改正に向けた意見書を発表した。国内最大の新興育成拠点「ステーションAi」(名古屋市)の開業を10月に控え、個人投資家がスタートアップに投資する際に税優遇を受けられる「エンジェル税制」の拡充を求めた。
政府は個人のスタートアップ投資(エンジェル投資)に対し、株式売却益を同一年内に再投資した場合は非課税としている。実際はこの要件を満たすのが難しいため、中経連はこの再投資期間の延長を求めた。
中経連は意見書で、地域の特色を生かし高い付加価値を創出する企業を対象とした「地域未来投資促進税制」の期限延長と要件緩和、中堅・中小企業を支援する税制優遇措置の利用促進なども主張した。
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