明治は中国で「北海道風味」を冠するドリンクヨーグルトを発売した。北海道十勝産の生乳から採取した乳酸菌を使う。中国では健康意識の高まりからヨーグルト市場が拡大している。現地で高い好感度の「北海道」を商品名に入れることで、需要喚起につなげる。
新商品「明治北海道風味ヨーグルト」は、プレーン味と現地で人気のメロン味をそろえる。日本で販売している「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」にも使用している「十勝ミルク乳酸菌TM96」を使う。酸味が少なく、乳の風味が引き立つ味わいが特徴という。
同社は海外売上高比率を2024年度の8.6%から26年度までに10%以上に高める目標を掲げ、中国を重点エリアと位置づける。24年4月には上海に各事業の商品開発機能を集約した商品開発センターを稼働しており、6月には食べるタイプの「北海道風味ヨーグルト」を発売した。
【関連記事】
- ・明治HD、中国苦戦で株価さえず 食品値上げの成否注目
- ・明治HD、中国のアイス生産能力倍増 上海で新工場稼働
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。