記者会見で事業環境に関するアンケート結果について、映像を通じてコメントする日本商会の本間哲朗会長=30日、北京(共同)

 【北京共同】中国に進出する日本企業でつくる中国日本商会は30日、事業環境に関するアンケート結果を公表した。2024年の景況感が前年よりも「悪化」または「やや悪化」すると予測した企業は計60%に上り、5月公表の前回調査の50%から大幅に増加した。江蘇省蘇州市で日本人母子らが切り付けられた事件を受け、邦人の安全確保を求める声も上がった。

 中国の景況感が「悪化」すると回答した企業は前回から7ポイント増え22%に、「やや悪化」は3ポイント高い38%となった。他方で「改善」は横ばいの1%、「やや改善」は4ポイント低い10%にとどまった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。