りそな企業投資は支援先の中小企業を譲渡した

りそなホールディングス(HD)傘下で事業承継ファンドを運営するりそな企業投資は30日、電子部品商社の扶桑商事(東京・千代田)の株式を売却したと発表した。MBO(経営陣が参加する買収)を通じて売った。

役員を派遣して同族経営から組織経営への移行をサポートしてきた。将来の経営を担う人材の確保といった経営基盤を強化し、30日に全株式を譲渡した。譲渡額は明らかにしていない。

2019年に銀行の出資規制が緩和され、事業承継支援を目的に銀行のグループ会社が企業の株式を100%保有できるようになった。これを受けて、りそな企業投資は21年に扶桑商事の全株式を取得し、最初の投資案件となった。

りそな企業投資はこれまで5つの企業に対して投資したが、承継支援を完了するのも扶桑商事が1番目となった。

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