川崎工業は合弁会社の設立で価格競争力のある製品を中国市場に投入する

川崎重工業は中国の油圧機器メーカーである煙台艾迪精密機械股份(煙台艾迪)と合弁会社を設立すると発表した。川崎重工は建設機械向けの油圧機器の技術をもつ。低コストで部品を製造できる煙台艾迪の強みを生かし、中国市場で価格競争力を高めた製品を展開する。

9月8日に合弁会社である艾崎精密機械(蘇州)を設立する。資本金は3億人民元(約60億円)。川崎重工が49%、煙台艾迪が51%出資する。川崎重工は中国に油圧機器の製造拠点がある。今回の合弁会社の設立で拠点を増強する。

中国では不動産不況の長期化などで建設機械の需要が低迷している。川崎重工の24年3月期における中国向け油圧機器の売上高は前の期比22%減の410億円だった。

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