経済産業省によりますと、7月の鉱工業生産指数は2020年を100とした指数で102.8となり、前の月を2.8%上回りました。

全体の15業種のうち14業種で上昇し、特にレーダー装置で大規模な受注があった「電気・情報通信機械工業」で7.5%、中国や台湾向けの半導体製造装置の受注が増えた「生産用機械工業」で7.0%、それぞれ上昇しました。

幅広い業種で在庫調整が進み、今後は生産に転じると見込まれることから、経済産業省は企業の生産活動の基調判断を「一進一退」に上方修正しました。

上方修正は去年3月以来、1年4か月ぶりです。

今後の見通しについて、経済産業省は「台風10号で自動車メーカー各社が工場の稼働を停止していることが生産活動全体に与える影響などを注視したい」と話しています。

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