サクランボの収穫量全国1位の山形県は29日、今年の収穫量が予想を大きく下回り、8700トン程度にとどまる見込みだと明らかにした。昨年夏や、収穫期に当たる今年6月の猛暑が影響した。平成以降では1994年の8570トンに次ぎ2番目に低い記録的な不作となる。県は被害対策をまとめ、9月補正予算案に盛り込む方針だ。
県によると、昨年夏の高温少雨の影響で、二つの実がくっついた状態でなる規格外の「双子果」が多発。今年6月中旬から気温30度以上の日が続き、果実の品質不良が相次いだ。急速に熟したため収穫期間も短かった。
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