新型ロボット掃除機を発表するアイロボットジャパンの挽野社長㊨(29日、東京都港区)

米アイロボットの日本法人は29日、ロボット掃除機「ルンバ」の新製品を発売すると発表した。床の水拭き用の布が汚れたら自動で洗浄する機能を初めて付けたほか、掃除性能も改良した。共働き世帯などに売り込む。

30日からルンバの最上位機種の新モデルを家電量販店やオンラインストアで販売する。価格は19万7800円。ルンバが掃除を終えて充電スタンドに戻ると自動で水拭きの布を洗浄する。従来は利用者が取り外して洗う必要があった。

カメラのセンサーを進化させ、汚れを検知する能力を従来モデルの8倍に高めた。特に汚れている場所をルンバが往復しながら集中的に掃除できるようにした。

29日の発表会でアイロボットジャパンの挽野元社長は「共働き世帯が増え、家事の効率化で自分の時間を作りたいという需要が増えている。今後も多様な消費者ニーズに応える」と話した。

同社は4月から小売価格を指定する代わりに売れ残った在庫の返品に応じる「指定価格制度」を導入した。今回発売するモデルも対象となる。

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