TOWAは1株を3株に分割する

半導体製造装置メーカーのTOWAは29日、10月1日を効力発生日として1株を3株に分割すると発表した。29日終値(6960円)の最低投資額は約69万円で、試算上、分割後は約23万円前後になる見通しで、東京証券取引所が望ましいとする50万円未満となる。最低投資額を引き下げることで、株式の流動性を高めて投資家層を広げる。

株式分割の実施は1999年3月以来、約25年ぶり。3月末時点で21%だった個人株主比率を高めたい考えだ。TOWAは半導体を樹脂で封止する工程に欠かせない独自技術を持ち、人工知能(AI)関連で需要が拡大している。2023年初めに2000円に満たなかった株価は24年5月には上場来高値の1万4560円をつけた。

株式分割に伴い、25年3月期の期末配当予想を従来の60円から20円に修正した。株式分割を考慮した実質ベースでは従来の配当予想を据え置いた。

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