東京商工会議所の小林健会頭(資料写真)
<東京商工会議所会頭 会見ファイル> —最低賃金の引き上げのペースが速い。労働者にはうれしい話だが、中小、地方の経営者は悩ましいのでは。 法律だから支払わないといけない。ただ実行する段階になって、企業の支払い能力を実態に即してチェックし、来年の(最賃の)審議に反映する必要がある。企業経営にどの程度影響するのかよく見ることで、検討すべき問題点が分かってくると思う。 —自民党総裁選に注目が集まっている。注目している政策は何か。 エネルギー基本計画だ。安全を確保した上で、原子力政策の方向性をある程度出していく。GX(グリーントランスフォーメーション)を論じる際、どこでも電気が(安定的に)使えないと仕方ない。火力をどうするか、(異なるエネルギーへの)トランジション(移行)をどうするか、国全体として考える必要がある。(28日・竹谷直子) ◇ 東京23区の中小企業など会員数8万を超える東商の会頭定例会見を詳報し、東京の経済の今を伝えます。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。