27日のニューヨーク株式市場はFRBのパウエル議長が先週、来月の会合で利下げに踏み切る意向を示したことを受けて景気の先行きへの期待から買い注文が増える展開となりました。

終値は、前日と比べて9ドル98セント高い、4万1250ドル50セントで、2日連続で史上最高値を更新しました。

また、ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数も小幅に上昇しました。

市場関係者は「パウエル議長の講演以降、投資家の間では今後、アメリカで景気の減速を示す経済指標が出れば、FRBが利下げで景気を下支えするという見方が広がっている。一方、値動きは限定的で、28日に発表される半導体大手のエヌビディアの決算を前に、取り引きを控える投資家も多かった」と話しています。

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