連携協定を結んだ群馬県桐生市の荒木市長㊥ら関係者(27日、桐生市)

群馬県桐生市は27日、市内企業のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを後押しするため、三井住友海上火災保険など2社と連携協定を結んだ。SDGsを推進する企業を対象とした「桐生市SDGsパートナー登録制度」の構築・運営などで協力する。年内の制度開始を目指す。

保険代理店のダーウィン(同市)を含む3者で協定を結んだ。制度の周知や登録支援、登録企業の目標達成の支援などでも協力する。具体的な企業への支援策としてはSDGs宣言の策定や経済産業省の「健康経営優良法人」認定、災害時などに備える事業継続計画(BCP)の策定などを検討している。

三井住友海上がSDGsに関する連携協定を県内自治体と結ぶのは初めて。桐生市の荒木恵司市長は同日の締結式で「官民共創による多くの人に選ばれるまちづくりに取り組んでいきたい」と述べた。同市は2020年にスローライフを提唱する「ゆっくりズムのまち桐生」を宣言し、23年に内閣府の「SDGs未来都市」に選定された。

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