3回目の延長となった高知と台湾と結ぶ定期チャーター便(高知空港)

高知県は高知空港と台湾の桃園国際空港を結ぶ定期チャーター便の運航が2025年3月29日まで延長されると発表した。格安航空会社(LCC)のタイガーエア台湾が運航しており、延長は3回目。利用の大半は台湾からのツアー客だが、県民も利用できる個人向けの座席があり、27日に同社のホームページで販売が始まった。

同便は23年5月、高知空港初の国際定期チャーター便として就航した。180人乗りの旅客機で水曜と土曜の週2回運航している。当初は同年10月までの予定だったが、利用が好調なことから2回期間を延長し、24年10月までとなっていた。平均搭乗率は9割を超え、延べ約2万2000人が利用した。

台湾の旅行会社によるツアー客だけでなく、23年11月の運航分から県民ら一般客向けの席を用意し、現在25席ある。県の担当者は「定期チャーター便の延長は定期便化につながる動きだ。今後も台湾でのプロモーションなどを続けていく」と話す。

県は定期便化に向けて高知空港に出入国検査などの機能を備えた新ターミナルを整備する計画だ。ただ当初25年10月の供用開始としていた予定は遅れる見通し。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。