アステラス製薬はフェゾリネタントの適応症拡大に向け臨床試験(治験)を始めた

アステラス製薬は27日、「フェゾリネタント(米国製品名ベオーザ)」の乳がん患者を対象とした最終段階の臨床試験(治験)を始めたと発表した。治療中の乳がん患者に起こる中等度から重度のほてりや寝汗などの症状に対する治療薬として開発する。適応症の拡大を見据えて治験を進める。

治験は世界の最大100施設で約540人が参加する。約1年間の治療を経て、最終的に具体的な効果などを評価する。フェゾリネタントは女性の閉経に伴う顔のほてりなど血管運動神経症状(VMS)への適応症で、2023年に米国や欧州で承認を得ている。

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