トヨタ株は大手損保や銀行が一部売却を表明していた

トヨタ自動車は27日、三井住友海上火災保険や三菱UFJ銀行など金融機関7社による政策保有株の縮減に伴い実施していた自社株TOB(株式公開買い付け)を終えたと発表した。9月に発行済み株式数の2%(2億9012万2375株)を8068億円で買い取る。TOB価格(1株2781円)は最終日にあたる26日の終値(2597円50銭)を超え、応募株数は買い付け予定数を上回った。

今回トヨタが買い切れなかった分は、5月に設定した1兆円を上限とする自社株買いの枠の残りを活用するか検討する。7月にトヨタ株は7社が売却をし、トヨタもMS&ADインシュアランスグループホールディングスや三菱UFJフィナンシャル・グループなどの株を売却すると発表していた。互いの売却分が一部か全てかは各社によって異なる。

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