レオン自動機はパン生地を製造する工場を米国に建設する(宇都宮市)

食品機械を製造・販売するレオン自動機は、米国にパン生地を製造する工場を建設する検討を始めたと発表した。米国内のスーパーから需要が高まっており、新たな工場を設けて生産能力を高める。

米カリフォルニア州でパン生地を製造・販売する同社の連結子会社、オレンジベーカリーの既存工場の近隣に新工場を建てる。敷地面積は1万平方メートル程度。現時点で投資額や生産能力は未定で、2026年4月以降に操業を予定している。

先進的なデジタル技術を取り入れたスマートファクトリーの実証拠点と位置づける。人件費の高騰などを踏まえ生産自動化に取り組む。製造ラインに設ける監視装置などにより想定した生地が作られているか確かめながら遠隔で操作する。技術やノウハウを培い既存工場での活用も検討する。

レオン自動機の24年3月期の連結売上高は約377億円で、オレンジベーカリーが約146億円と約4割を占める。米国では現在4工場でパン生地を製造している。

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