静岡県がまとめた7月の静岡空港(牧之原市)の搭乗者数は前年同月比19%増の5万4027人だった。中国・上海線の好調や杭州線の再開を受けて国際線がけん引した。国内線は熊本線が運航せず前年比5%減となったが、夏休み期間の旺盛な観光需要を取り込んで新型コロナウイルス禍前の19年度は上回った。
国内線搭乗者数は3万8858人で、搭乗率は65%だった。フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の熊本線運休に加えて、福岡線も提供座席数が減った。7月から全日本空輸(ANA)の沖縄線と新千歳線の通年運航が始まり、2路線は7月として過去最高の搭乗者数になった。
国際線は3.6倍の1万5169人で搭乗率は76%。7月10日に再開した杭州線は1594人が利用して搭乗率は66%になった。国際線のコロナ前同月比は5割減にとどまっており、国内・国際合計だと2割減だった。
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