ワークマンが新製品発表会で披露した防寒着「Xシェルター」は「着る断熱材」と銘打つ(26日、東京都千代田区)

ワークマンは26日、東京都内で2024年秋冬の新製品発表会を開いた。過去最大の約800製品を展示した。断熱素材で寒さを遮るジャケットなどを着てマイナス20度の冷凍庫に入る体験会なども用意し、プライベートブランド(PB)商品の機能をPRした。

「着る断熱材」と銘打つ「XShelter(Xシェルター)」シリーズは断熱シートと発熱する綿を組み合わせ人間が快適とされる30〜33度の温度、40〜50%の湿度を服の中で保つ。ベストやジャケットなど8製品を26日からオンラインで売り出した。店舗では9月から順次販売する。

2024年秋冬新製品の特徴を土屋哲雄専務がプレゼンテーションした(26日)

同社によると暖冬により重防寒アウターの売上高は21年度から23年度で16%減ったという。屋内外を1枚で過ごせる上着にニーズを見込む。Xシェルターシリーズは初年度に約20万点、約10億円の販売を目指す。土屋哲雄専務は「外気温を遮断する究極の『無感覚状態』になれる自信作」と力を込めた。夏物製品も開発中だという。

ワークマンは男性向けカジュアル衣料も拡充する方針(26日)

男性向けカジュアル衣料の新作15品も発表した。女性向けが中心の「#ワークマン女子」で売る男性向け商品のうちカジュアル衣料の比率を現在の約1割から1年後には5割に引き上げる。

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