送配電会社の関西電力送配電は26日、中部電力パワーグリッドから電力融通を受けた。想定より気温が上昇し、供給エリア内で電力需要が急増したため。同日午後2時から5時までに最大111万キロワットを受電した。関電送配電が他社から電力融通を受けたのは今年3回目。

電力の需給状況を監視する電力広域的運営推進機関が同日午後に、2社に対して指示した。発電所でトラブルが起きたことも需給逼迫に拍車をかけた。関電送配電は、どこの発電所で起きたか明らかにしていない。

広域では必要な電力を確保していたが、関電送配電管内では予備率が安定供給に必要とされる3%を一時下回っていた。送配電会社は電力の使用量を予測し、市場などから電力を調達することで需給を一致させている。

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