中国などで競争法に基づく手続きが遅れた(新光電気工業の半導体基板)

産業革新投資機構(JIC)は26日、富士通子会社で半導体基板を手がける新光電気工業へのTOB(株式公開買い付け)の開始時期が2025年1月下旬以降になりそうだと発表した。従来は24年8月下旬をメドとしていた。中国およびベトナムにおいて、競争法に基づく手続きが26日時点で完了していないため。

JICは新光電工へのTOBを23年12月に発表した。JIC子会社のJICキャピタル(東京・港)が運営する特別買収目的会社が、新光電工へのTOBを予定している。25年2月下旬においてもTOBが開始される見込みがない場合は、「改めて進捗状況および開始時期をお知らせする」としている。特別買収目的会社には大日本印刷や三井化学なども出資する。

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