西日本鉄道子会社の筑豊電気鉄道(福岡県中間市)は26日、九州運輸局に申請していた運賃改定について認可をうけ、9月14日に実施すると発表した。値上げ幅は10〜20円。運賃改定は2022年4月以来で約2年半ぶりとなる。沿線人口の減少などに伴い、現行の運賃水準では路線の維持が困難だと判断した。

初乗り運賃を210円から220円に引き上げる。1カ月の通勤定期では、黒崎駅前―筑豊直方の場合、1040円値上げし1万9000円とする。同区間の通学では、同1万1800円と700円値上げする。

筑豊電気鉄道は北九州市と福岡県直方市をつなぐ鉄道路線。23年度の鉄道部門の収支は収入が7億9500万円に対し支出が8億5300万円と、5800万円の赤字だった。

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