【ジャクソンホール共同】国際通貨基金(IMF)チーフエコノミストのピエール・オリビエ・グランシャ氏は23日、日銀について「金融政策が今後さらに正常化し、政策金利はしばらくの間、緩やかに上昇する余地がある」との見方を示した。ロイター通信が報じた。

 グランシャ氏は、日銀の利上げペースは「データ次第」になると指摘。物価や賃金の上昇率が鍵になるとした。

 日銀の植田和男総裁は23日の衆院財務金融委員会で、8月上旬の株価乱高下や円急伸を念頭に「金融市場は不安定な状況で、極めて高い緊張感を持って注視していく」と表明。一方で利上げを進める方針は維持する姿勢を見せた。

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