東急不動産と三菱地所レジデンス、サンケイビルは長野県軽井沢町で初となるホテルコンドミニアムを2025年夏に開業すると発表した。全65室の客室は分譲マンションのように1部屋ごとに区分所有権を販売し、所有者が宿泊しない期間は外部の宿泊客に貸し出すこともできる。
6月下旬から分譲を始める。場所は飲食店などが立ち並ぶ「旧軽井沢銀座通り」沿いで地下1階地上3階建て。平均客室面積は約76平方メートルで、最も広いタイプは約118平方メートル。外側に張り出さない「インナーバルコニー」を全室に設け、屋内でくつろぎつつ風景を楽しめるようにする。共用部にはサウナ付き大浴場やテラス付きのレストランを設ける。屋上には太陽光パネル、敷地内には電気自動車(EV)の充電設備も設置する予定だ。
東急不動産によると軽井沢町でホテルコンドミニアム開発は初という。同社は21年に結婚式場があった土地を取得していた。軽井沢町は新型コロナウイルス禍で定着したテレワークも追い風になり、別荘需要が伸び続けている。現状は戸建て別荘が多いため、管理が手軽なホテルコンドミニアムで需要をつかむ。
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