東京ガスは30年以降に豪州で合成メタンを年13万トン以上つくる計画だ

東京ガスは21日、二酸化炭素(CO2)を実質排出しない合成メタン(e―メタン)をオーストラリアでつくり、都市ガス原料として日本に輸出する検討を始めたと発表した。2025年3月まで技術に関する詳細な検討を進め、30年以降に年13万トン以上つくる計画だ。

東ガスと豪エネルギー企業のサントスベンチャーズ、大阪ガス子会社、東邦ガスの4社が合成メタンの製造や輸出を検討するための覚書を7月に結んだ。CO2と、太陽光発電などの再生可能エネルギーを使って生成した水素から合成メタンをつくり、日本向けに輸出する。豪州は再生エネが安く、合成メタンの製造価格を下げられる。

東ガスは40年までに国内に供給するガスの5割を合成メタン由来のものなどにする目標を掲げる。同社は合成メタンを30年にガス販売量の1%相当、40年までに10%以上導入する。

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