住友重機械は半導体製造装置などへの投資計画を明らかにした

住友重機械工業は24日、半導体製造装置などを手がける部門で2026年12月期までに890億円の投資を計画していると発表した。同部門では利益率が高い製品を扱っており、増産や研究開発に充てる。

同社は26年12月期を最終年度とする中期経営計画で半導体製造装置などを手掛ける「インダストリアルマシナリー」部門の投資計画を明らかにした。内訳は設備投資に640億円、研究開発に250億円を充てるという。同部門での投資額は全体の設備投資額1900億円の34%を占める。研究開発投資額は全体の28%にあたる。

同部門では半導体製造装置の一種「イオン注入装置」や先端医療機器、液晶パネル製造装置などを手がける。営業利益率の高い製品を取り扱っており、イオン注入装置の営業利益率は20%程度と全体の営業利益率7%と比べて高水準にある。収益性の高い分野に投資し、連結全体の業績も高める。

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