札幌市は20日、上場企業を輩出するための人材育成プログラムを実施すると発表した。札幌証券取引所や東京証券取引所、北洋銀行、北海道銀行などと連携して開講する。新規株式公開(IPO)を目指す道内企業経営者に上場に必要な知識や情報を伝える。

期間は9月30日から2025年2月までで、全7回講義する。参加無料。23年に続き2回目の開催となる。

前回は対象企業を札幌市内に限っていたが、対象を道内に広げた。5〜10社前後の参加を見込む。資金調達やガバナンスなどの専門家や上場経験者を講師として招き、実践的なノウハウを解説する。監査法人とのコミュニケーションのあり方も取り上げる。

23年は11社の札幌市内の企業が参加した。市経済観光局の担当者は「北海道から一社でも多くIPOを目指してもらいたい」と呼びかけている。

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