感染症用抗原検査キット大手のタウンズは20日、上場後初となる2024年6月期単独決算の説明会を東京都内で開いた。売上高は前の期比18%増の184億円、純利益が90%増の57億円だった。利幅の大きい新型コロナウイルスとインフルエンザを同時に検査するコンボキットの需要が急拡大し、単価の高い医療機関向けも伸びた。

25年6月期は単独純利益が前期比4%増の60億円になる見通し。前期は部品不足などから出荷制限をかけていた同時検査キットの生産能力を約2倍に高め、シェアを引き上げる。売上高は5%増の192億円を見込む。

野中雅貴社長は今後について「新型コロナの検査慣行は定着し抗原検査の市場規模は拡大する想定だ」と話す。

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