パナソニックホールディングス(HD)が電気自動車(EV)向けの電池について、スバル、マツダと生産拠点の新設を検討していることが20日、分かった。EV大手米テスラ以外の供給先を増やす狙いもあり、今年3月にスバル、6月にはマツダと、協業することでそれぞれ合意していた。

 パナソニックHDは現在、国内では大阪府内などで車載電池を生産している。スバルの群馬県内の工場には、「セル」と呼ばれる基幹部品から電池を一貫生産するラインの新設を検討している。マツダについては、セルを組み合わせてパッケージ化するラインを、広島、山口県のマツダの工場につくる方向だ。

 パナソニックHDは車載電池を成長の柱と位置づけ、投資を増やす方針を掲げている。(清井聡)

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