TDKはコモンモードフィルター「TCM06U」に高速伝送に対応する製品を加えた

TDKは20日、電気信号のノイズを除去する電子部品「コモンモードフィルター」を改良し、量産を始めたと発表した。材料や内部設計を見直したことでノイズを従来製品に比べ2倍除去できる。ノートパソコンやタブレット端末などの民生機器での使用を想定する。

「TCM06Uシリーズ」のラインアップを増やした。USBやHDMIと信号を送受信するための基板向けで、一般にノートパソコンには5〜10個使われる。通信速度は毎秒20ギガ(ギガは10億)ビット以上。ノートパソコンなどで高機能化に伴い信号を送る伝送速度が高まっていることに対応した。

サンプル価格は1個30円(税抜き)。甲府工場(山梨県南アルプス市)で生産し、当初は月産500万個を予定する。

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