他のトーイングカーと似た仕様だが、側面に「EV」と記載されている(19日、那覇市内)

日本航空(JAL)は19日、那覇空港に小型航空機向けの電動トーイングカー(けん引車)を導入したと発表した。ジェット旅客機用として電気自動車(EV)仕様の車両を導入するのは国内で初めて。今後性能や耐久性を見て、国内の他空港にも展開を目指す。

トーイングカーは航空機が駐機場内で後方移動するために用いる。今回導入した車両は重量100トン未満の小型航空機向けで、7時間の充電で23回の作業が可能という。

従来のディーゼル車両が排出している年8.1トン分の二酸化炭素(CO2)を削減できるほか、騒音も15%ほど軽減するという。空港内にある航空機の夜間用電源を活用し、充電設備を独自に設置した。

那覇空港は離島便が多く、グループ会社の日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)も小型機のみを運用する。最適地だと判断して導入を決めた。

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