出版大手KADOKAWAは14日、サイバー攻撃の影響を受けて2025年3月期連結決算の業績予想を下方修正し、純利益を従来の134億円から97億円に引き下げた。動画制作者への補償やシステム復旧費用として、36億円の特別損失を見込む。
売上高はサイバー攻撃で84億円の減少影響があるものの、他の分野でカバーするとして従来予想の2713億円を据え置いた。
KADOKAWAは6月8日に動画配信サイト「ニコニコ動画」が大規模なサイバー攻撃を受けてサービスを停止したと公表。その後、複数のシステムで障害が発生し、書籍の出荷にも影響が出た。
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