九州運輸局は2023年度の管内主要23港の貨物取扱量が前年度比1.3%増の1億7370万トンだったと発表した。2年ぶりに増加した。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ自動車輸出が回復したほか、域内の製鉄所で石炭需要が高まったことが後押しした。
品目別では自動車部品や産業機械、衣類などを積んだ「実入りコンテナ」が0.5%増の3518万トンで最多だった。次いで「自動車」が12.3%増の2102万トン、「石炭」は12.0%増の2069万トンとなった。「鉄鋼」(2067万トン)と「金属鉱」(2001万トン)はそれぞれ、4.9%減と1.7%減で前年度を下回った。
港別では門司や小倉、下関など5港で構成する「関門港」が4269万トンのトップで、全体のおよそ4分の1を占めた。大分港(4221万トン)、博多港(3445万トン)、苅田港(1934万トン)が続いた。
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