メルカリが13日発表した2024年6月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比3%増の134億円だった。国内フリマが堅調を持続し、18年の上場以来初めて2期連続で最終黒字を確保した。次の成長の柱と位置づける米国フリマ事業は黒字化できなかった。
売上高にあたる売上収益は9%増の1874億円、本業のもうけを示すコア営業利益は13%増の188億円だった。
メルカリにとって2期連続の最終黒字は初めて。国内のフリマアプリなど「マーケットプレイス」事業の流通総額は9%増の1兆727億円となり通期で初めて節目の1兆円を超えた。越境取引が伸びて本業の堅調さを持続した。
ただメルカリが「世界展開の足がかり」と位置づける米国事業は苦戦が続く。調整後営業損益は1700万ドル(25億円)の赤字(前の期は4800万ドルの赤字)だった。
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