【ワシントン共同】EV大手テスラのイーロン・マスク氏は12日、自身のXで、Xでの公開を予定するトランプ米前大統領との対談の開始が遅れているとして「大規模なサイバー攻撃を受けたようだ」と説明した。対談開始は米東部時間午後8時（日本時間13日午前9時）の予定だったが、約40分遅れた。マスク氏はXで「DDoS（ディードス）攻撃を受けた」と説明した。
米国内外の政財界でともに注目度の高い両氏が、EV政策などを巡ってどのような議論をするかに関心が集まっている。
気候変動対策に後ろ向きなトランプ氏はEV推進に反対していたが、最近は姿勢を軟化。マスク氏はトランプ氏への支持を表明している。マスク氏は対談に先立ち、Xで「台本も議題の制限もない。とても楽しめるはずだ」と投稿した。
バイデン政権は補助金や税優遇によりEV普及を目指している。トランプ氏はかつて、大統領に返り咲けばEV普及策を終わらせると主張していたが、今月3日の集会では「EVに賛成だ。マスク氏が私を強く支持したので、選択の余地はない」と容認姿勢を示している。
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