【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は10日、遊説中のアリゾナ州で報道陣の取材に応じ、大統領に就任した場合は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を尊重する方針を示した。「FRBは独立した組織だ。決定に介入することは決してない」と強調し、関与が必要とする共和党候補トランプ前大統領と対照的な姿勢を鮮明にした。

 トランプ氏は8日の記者会見で「大統領が少なくとも口を出すべきだと感じている」と話していた。

 一般的に、政権は選挙で有権者受けする緩和的な政策を求めやすい。過去には政府が財政支出を賄うためにお札を大量に印刷し、激しいインフレに陥ったこともあった。

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