京セラは9日、鹿児島県霧島市の2つの工場でセラミック部品やプリンター部品などの生産を一部停止していると発表した。8日に日向灘で起きた地震で設備に被害があった。地震では従業員3人が負傷し、うち1人は病院で手当てを受けたという。工場はもともと10日から18日まで夏季休暇の予定で、期間中に復旧作業やメンテナンスを実施する。詳細な影響や生産再開の時期については確認中としている。

霧島市内の京セラの鹿児島国分工場と鹿児島隼人工場で地震による被害が生じた。南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」が発表されたことを受け、京都市の本社に災害対策本部を立ち上げた。休暇期間中の社員への注意喚起や各地の拠点の備蓄品の確認などを進めている。

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