東北電力の送配電子会社、東北電力ネットワーク(仙台市)と北陸電力の子会社である北陸電力送配電(富山市)は労働災害防止に向けた実証に取り組む。電線中堅のSWCC(旧・昭和電線ホールディングス)が保有するAI(人工知能)を使い、8月中に実証をはじめ、2025年3月まで続ける。

各送配電会社は社内ホームページに、AIによる労災の予測内容を掲載して注意喚起する。過去に発生した労災事故の作業場所や内容、作業員の属性などをAIに学習させると、AIが将来的に起きうる労災の発生件数や内容を予測する。

実証を通じて3社は今後、より精度が高い労災予測AIの実現に取り組む方針。大雨や地震などの自然災害の頻発によって緊急時対応も増えており、労災の件数削減が課題となっていた。

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