パーク24は8日に発表した声明で「子会社の管理監督を強化する」とした

パーク24は8日、オーストラリアで駐車場サービスを手掛ける子会社が、裁判所から1095万豪ドル(約10億4000万円)の罰金を命じられたと発表した。オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)が消費者保護法に違反したとして提訴していた。

駐車場サービスの名称は「Secure a Spot」だった。利用前に決済することで安価になる仕組みだが、駐車スペースを確保しているわけではなく、満車で使えないケースもあった。満車の場合は返金していた。ACCCは2023年7月、サービス名と内容が駐車スペースが確実に保証されると誤解を与えるとして提訴した。

子会社はサービス名称を変え、内容の表示についても改善した。パーク24は23年10月期の通期決算で罰金と訴訟費用などの損失引当金をすでに計上しており、裁判所から提示された額との差は小さい。同社は8日、「子会社の管理監督を強化する」とコメントした。

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