東海道新幹線は一部区間で速度を落として運行

南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」が発表されたことを受けて、一部区間で速度を落として運行している東海道新幹線は9日午前、一部の列車に数分程度の遅れが生じるなどの影響が出た。9〜18日までのお盆期間は1日あたりの列車本数が多く、徐行する1週間程度は10分超の遅れが出る可能性がある。

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東海道新幹線は現在、南海トラフ巨大地震の際に最大震度7の揺れが想定される三島―三河安城駅間で、通常より速度を落とした時速230キロメートルで走っている。地震が発生した際に停車までの時間を短くすることで乗客の安全を確保しやすくする。

JR東海は9日、1日あたり過去最多となる483本の新幹線を運行する予定だ。本数が多い分、遅れが増幅する懸念もある。同社は「ホームページで運行状況を確認してほしい」としている。

予約・購入済みのきっぷは手数料なしで変更・払い戻しできる。ネット予約サービスの「スマートEX」などはスマートフォン上から手続きできるほか、発券済みのきっぷも乗車日の翌日から1年以内であれば駅の売り場などで払い戻せる。旅行商品など一部のきっぷは駅での対応ができない場合があるという。

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