8日のニューヨーク市場では、この日に発表された失業保険の新規申請件数が市場の予想を下回ったことで、雇用情勢の悪化により景気が減速することへの懸念が和らぎ主要な株価指数が大幅に上昇しました。

このため、東京市場でも取り引き開始直後から半導体関連や自動車など輸出関連を中心に幅広い銘柄で買い注文が広がっています。

日経平均株価は、8月5日に過去最大の下落となったあと、6日には過去最大の上昇となったほか、8日も一時、800円以上、値下がりするなど不安定な値動きが続いています。

市場関係者は「アメリカの景気の先行きへの不安が後退し、投資家の間で積極的にリスクを取る姿勢がみられる。外国為替市場で円相場が円安方向に進んでいることも株価を下支えしている」と話しています。

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